5月28日に発表された米国PCEで利下げ期待は後退したものの、ドル円は159円台で膠着しています。
(5月29日15時33分時点)
この記事では、
- ドル円が160円を前に伸び悩む理由
- 6月FOMCまでに注目したい指標
- PIVOT・OI・IV・オーダーブックから見た意識されそうな価格帯
これらを整理します。
相場概況と注目トピック
ドル円の現在地
昨日は一時的な円高局面もありましたが、基本的には159円台を中心とした小動きが続いています。
米国PCE結果
PCEは予想通りでインフレ高止まりを示した一方、
家計貯蓄在が2.6%(2022年6月以来の低水準)まで低下しており、インフレによる生活コスト圧迫から、景気減速への警戒感が出ています。
そのため、米金利・ドル買いが一方向に強まりにくく、ドル円が160円を前に伸び悩む理由であると考えられます。
地政学リスクの影響
米イラン間の停戦報道をイラン側が否定。
市場への影響は限定的で、リスクオフのドル売り・円買いを加速させるには至っていません。
※「参考動画:外為どっとコム公式初心者ch(YouTube)」(5月29日12時配信)
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追記:米国政策金利への影響
米国のPCEインフレ率は2023年5月以来の高水準となり、米国のインフレ圧力が予想以上に根強いことが確認されました。
市場では利下げ期待が後退し、6月16–17日のFOMCでは政策金利据え置きが有力視されています。(参照記事:federalreserve)
年内の利下げ開始時期は後ろ倒しになり、場合によってはさらなる利上げの議論も浮上しています。
6月FOMCまでの注目経済指標
- 6月1日(月) ISM製造業
- 6月3日(水) ISM非製造業指数
- 6月5日(金) 米雇用統計(非農業部門雇用者数)
- 6月10日(水) 米消費者物価指数(CPI)
- 6月11日(木) 生産者物価指数(PPI)
6月17日(水) 27時以降 FOMC政策金利発表
その他の要因 –
中東(イラン)情勢は依然として緊張が続き、米軍による限定的な攻撃報道でリスクオフの円買いが入りやすい状況です。
一方で米国内ではAI関連投資やエネルギー価格高騰を背景にPCEが高止まりしており、足もとでは米金利上昇と円買い圧力が交錯しています。
テクニカル分析
ドル円チャート
・上のチャート:4時間足(日計算 PIVOT POINT)
・下のチャート:日足:(月計算 PIVOT POINT)

チャート画像出典:TradingView
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意識されそうなレート表
※本表は、記事作成時点のチャート、PIVOT POINT、OI(オープンインタレスト)、IV、オーダーブック等のデータをもとに、筆者が個人的に整理した参考情報です。(5月29日15時33分時点)
※掲載している価格帯は、今後市場で意識される可能性のある水準を示したものであり、将来の値動きや反発・突破を保証するものではありません。
※OI、IV、オーダーブック、ポジション比率などのデータは取得時点のものであり、時間経過や相場変動により大きく変化する場合があります。
| レベル | 内容 |
| 161.29円(日足R3) | 指標が大幅に強く地政学リスクが後退した場合の上値目処? |
| 160.65円(日足R2/4時間R2) | 大口CALL建玉と戻り売り注文が集中。 |
| 160.07〜159.99円(1時間R3/日足R1) | 160円突破でショートカバーが加速しやすいゾーン。 |
| 159.75〜159.55円(1時間R2/4時間R1) | 直近戻り高値帯。ここを超えない限りレンジ継続? |
| 159.43〜159.22円(日足Pivot/1時間Pivot) | 現在値付近の中心帯で上下攻防の拠点。 |
| 159.11〜158.96円(15分S1/1時間S1) | 押し目買いの第1ゾーン? |
| 158.71〜158.49円(日足S1/1時間S2) | 下抜けると158円前半まで下落余地が広がる? |
| 158.06〜157.36円(4時間S2/S3) | 中期的なサポート帯とみられる |
免責事項
※本記事は投資助言・売買推奨を目的としたものではありません。
※相場は経済指標、金融政策、要人発言、地政学リスク、ニュース等により大きく変動します。
※取引に際しては、最新の情報・チャート・ご自身の取引ルールを必ずご確認ください。
※投資の最終判断は自己責任でお願いいたします。
まとめ
米PCEはインフレ高止まりを示し、FRBの早期利下げ期待を後退させる内容となりました。ただし、家計貯蓄率の低下や実質所得の圧迫もあり、景気減速への警戒感も残ります。
ドル円は米金利高止まりによるドル買いと、地政学リスク・景気減速懸念による円買いが交錯し、159円台で方向感を探る展開です。
当面は159.55〜159.75円の上値抵抗、158.90〜159.00円の下値支持を意識しつつ、6月FOMCに向けて米雇用統計、CPI、PPIの結果を確認する局面と思われます。
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