来週は重要イベントが集中します。
来週のドル円の重要イベント、リスクポイント、注目のレートについて報道ベースで整理しました。
先週のドル円
週高値 157.94円 安値 155.04円
ゴールデンウィークの薄商いのなか、当局の介入が疑われる急落が複数回観測されています。
6日には155.04円まで急落し、4月20日の介入時の155.5円台を下抜けました。
ただし、「押し目買い意欲の強さ」と「中東情勢の緩和によるリスクオン・円売り」が支えとなり、一方的な下落にはならず、週末にかけては156円台後半まで上昇しました。
5/8 NY時間
米国とイランの敵対行動が再燃したものの、 トランプ米大統領が「停戦は維持されている」と述べたことで、戦闘の早期終結への慎重ながらも楽観的な見方が広がり「有事のドル買い」が和らぎました。
また、雇用統計で底堅さからFRBの当面金利を据え置きの見方が強まりましたが、ドル円への影響は限定的なものとなりました。 (ロイター通信)
ドル安基調の中、ドル円は22時30分頃から上昇に転じました。これはイラン情勢の緊張緩和に伴うリスクオンによる、円の下落(円売り)が主因と考えられます。

上からドル円、ドルインデックス、円インデックス、日経平均先物
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来週のドル円見通し
ファンダメンタルズ
来週の主な予定
- 12日(火):米財務長官ベセント来日(円安・介入・日米通商問題が焦点)/米CPI発表
- 13日(水):米PPI発表
- 14日(木):米小売売上高、米中首脳会談
介入警戒感は継続
11〜13日に来日するベセント財務長官の発言が最大の注目材料です。
発言次第で、介入で押し上げられた円にさらなる追い風となる可能性があります。
(ロイター通信)
経済指標 米インフレリスク
12日 発表予定の米CPI(消費者物価指数 )が最大の波乱要因です。
ガソリン高騰などの影響で前年比3.8%前後(3月は3.3%)と大幅加速が見込まれており、インフレリスクが再燃すれば利下げ観測が後退し、ドル買い要因となります。
一方、予想を下回ればドル売りが強まる可能性があります。
(外為どっとコム)
イラン情勢 和平期待と突発的衝突
和平合意への期待がある一方、合意決裂や突発的な衝突の可能性は残されており、引き続きヘッドラインニュースに左右される不安定な地合いが続くとみられます。(外為どっとコム)
週後半のトランプ米大統領の訪中に関心が寄せられます。
テクニカル
現在値 約156.65円
予想レンジ
154.50〜158.50円(外為どっとコム、ロイター)
155〜159円 (ZAi FX)
注目レート
157円台 戻り売り候補(外為どっとコム)
155円台 (予想レンジ下限)
オプション帯・週計算PIVOT・出来高プロファイル(チャート可視範囲)

ドル円 日足
- 160 オプション帯 出来高VAH
- 158.7・159.3 オプション帯 出来高POC (雲上限付近)
- 158 R1
- 157.48・157.61 オプション帯
- 156.25・156.54・156.7 オプション帯・PIVOT・出来高VAL (雲下現付近)
- 154.77・155 オプション帯
- 154.5・153.85 S1・オプション帯
まとめ
来週は「米財務長官の訪日・介入警戒(下押し要因)」「米インフレ指標による利下げ期待後退(上押し要因)」 「イラン情勢の和平期待と突発的衝突」の3つが主導権争いを演じそうです。
市場では157円台以上で介入警戒感が強いという見方が優勢です。
突発的なニュースでボラティリティが急変動しやすい局面ですので、ポジションサイズを抑え、ヘッドラインに最大限の注意を払いながら臨みましょう。
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