政府・日銀の介入により160円台から155円台へ急落したドル円。
連休中の追加介入リスクが残る中、来週は原油高と米経済指標、追加介入警戒が鍵を握ります。
テクニカル上の重要ゾーンと来週の戦略をまとめました。
市況概要
先週の振り返り
先週のドル円は日銀利上げ慎重姿勢、中東情勢の緊迫化による原油高、タカ派的に受け取れたFOMC声明などが重なり、4月30日に一時160.72円まで年初来高値を更新しました。
しかし同日21時にかけて155.57円まで急落。
日本経済新聞は政府関係者の話として 、政府・日銀による円買い介入の実施を報じています。
5月1日(金) も市場は神経質な展開となり、16時頃には157円前半から一時155円半ばまで再び急落。
Reutersは「前日の円買い介入観測の後で市場が神経質になっており、祝日前での流動性低下も相場の振れを大きくしている」と報じました。
18時頃、三村財務官は午後のドル円急落についてコメントを控えたうえで、今後も注視するかとの質問に、
「連休は続いている」と発言したため、市場ではゴールデンウィーク中の追加介入警戒が強まりました。
来週の注目点
米イラン衝突の長期化や原油高は、引き続きドル買い・円売り材料として残るとして意識されています。
一方、 追加介入点に注意が必要です。
主なドル円の上昇・下落要因
- 上昇要因:米金利優位、原油高による日本の輸交易条件悪化
- 下落要因:追加介入警戒・米指標の悪化
来週の指標予定
5/5(火)23:00 ISM非製造業景況指数
5/7(木)21:30 新規失業保険申請件数
5/8(金)21:30 米雇用統計(非農業部門雇用者数・失業率・平均時給) ※最重要
テクニカル分析
予想レンジ
155.5円台〜158.80円台(中心値は156.50-157.50円付近)
上値・下値めど
上値
- 160 週計算レジスト1、オプション帯
- 158.73 4時間足一目均衡雲下限、オプション帯
- 157.48 ~157.7 オプション帯~集計算PIVOT
現値157円
下値
- 155.5 直近2度反発したサポート、オプション帯
- 155 週計算サポート1、オプション帯
- 153.85 下抜け時のオプション帯

介入警戒レート
- 160円接近 市場参加者がほぼ共通して意識。口先介入、レートチェックが警戒される水準
- 158円後半 外為どっとコム総研などが戻り売り候補として指摘。介入そのものより、介入警戒を意識した上値の重さが出やすい水準。
来週の戦略
現時点では、ドル円が上昇したところで慎重に戻り売りのスタンスが市場コンセンサスとなっています。
(外為どっとコムは158.10~158.95円を戻り売り候補 )
157円台前半〜後半 は中立中立ゾーンと位置付け、無理に追わず、介入ヘッドラインや米金利を確認することが重要と考えられます。
一方、下値は156円を維持できるかが分岐点と見られています。Reutersは「一目均衡表の雲下限156円をを維持できるかで反発継続か、下落再開かを判断する形」と報じています。
※投資の最終判断はご自身で。 自己責任でお願いします。
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